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編 集 室



書籍紹介



弊社の共同出版システムについて・・・こちらでは主に、八女地方在住の作家の作品及び八女に関係の深い作品を、

ご紹介させていただきます。すでに、他の出版社にて発刊された書籍や地元の印刷所などにて自費出版された作品など、

本・冊子・雑誌の形になっている作品を、地域活性化の一環として、無料にて広報させていただいております。


1. 題名:「神遊び」から日本建国史の謎を解く

著者 鶴丸 英雄(つるまる ひでお)

2002年5月15日 初版発行  文芸社

はじめに から抜粋「・・・歴史の真実を探ることは、必然的に日本国の未来を探ることになります。・・・」

435ページの大著。定価は1,050円と、安くお買い得。410ページ前後に、八女津媛に関する記述があります。八女津媛は現在、八女郡矢部村で祀られていますが、著者はここに卑弥呼の墓があるのでは、と推理してあります。

邪馬台国の有力候補地の一つは、みやま市(元、瀬高町)ですが、日向神峡を聖地としていたようだ、と論考してあります。地元の愛好家にとっては、歓迎すべき話です。

立ち読みコーナー (一部、内容を抜粋する予定です。)


2. 題名「黄櫨」 第19号 220頁

共著 60名の方々による

平成16年4月発行  発行者 人生史サークル黄櫨の会 定価 1,000円

八女伝統工芸館、積文館書店八女バイパス店、福岡金文堂書店アニマート筑後店などにて販売されています。シリーズものですが、号によっては在庫が無い場合もございますので、お確かめ下さい。
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立ち読みコーナー

  本文  弱小町村を置き去りにする風潮・・・市町村は今、合併の嵐の中にある。政府は政令都市に準じた中核都市を作り権限を委譲するとか、

合併する市町村には、合併特例債の財政支援をするとか、合併しない市町村は地方交付税を打ち切るとか、アメとムチで市町村の尻をたたいている。市町村は戦戦兢々である。

政府は膨大な財政赤字を減らすために、地方交付税の大幅減額で地方自治体に、構造改革の一環として、弱小町村を主要対象として合併を求めている。

 貧乏村と合併したくない・・・私の広川町にも、久留米広域合併任意協議会からも、八女市筑後市八女郡合併任意協議会からも、合併後の未来像を隣組を通じて回覧されるようになった。

どちらも同じようにうまい話が多くて、デメリットはあまり書いてなかった。そのうち、どこからともなく「貧乏村とは合併したくない」との風評が流れてくるようになった。

公式の書面では書けないので、意識的にどこからか風評を流しているらしい。選挙のときに良く聞く口コミである。またある市では「財政の弱い八女東部とは合併したくない」と数人の議員が、公言しているとの報道もあった。

八女東部の町村はいずれも、歳入の40〜50%は地方交付税に依存するほど税収が少ない。3〜10%程度の税収だから、地方交付税は税収の10倍も20倍にもなる。その地方交付税を打ち切られたら、町村の財政は直ちに麻痺する。

だが、政府が「地方交付税を廃止する」ことになれば、比較的財政力指標の高い市町村でも、歳入に対し20〜30%の地方交付税を受けているので、自立そのものが危ない。

まして財政力の弱い町村を合併して抱いていく力は無い。この不安は合併に対する全国市町村の共通した不安である。


過疎は高度成長を支えた結果・・・現在、八女東部の山間地帯といわれる自治体は、止まらぬ過疎化と高齢化の波に揺れ続けている。我が国が工業化、高度成長化の時代に入ったとき、農業の近代化も同時に進んだ。

我が国には農業従事者が70%もいたが、トラクター、コンバイン、田植機、トラックなど、次々と農機具が導入されて、農村青年たちが余剰労働力となる。青年達は、工業化で成長を続ける都会へと去った。

その時代から40年も過ぎたが、未だ農山村は海外の農産物の輸入、木材の輸入のあおりを受け、過疎化が止まらない。

当時、壮年時代であった人達は、今では老年である。老人から子供までの多世代家庭は、役場かJAか森林組合か、細々とした町工場、果樹、野菜、花木や茶など栽培している僅かな専業農家に過ぎない。

殆どの家庭は高齢者家庭で、そのうち健康な人が僅かばかりの田畑を守り、山を守って、暮らしている。

10年前、九州を襲った台風17号、19号は、五十年、六十年生の杉などの美林の殆どをなぎ倒した。しかも土木流などの二次災害も危惧されたが、倒木の搬出、植林と村の人達の固い結束によって村と山を復旧した。

この努力によって下流流域の住民を二次災害から守ったのである。その人たちも今では70歳、80歳になり、神経痛に悩みながら村を守り続けている。

高齢化率は矢部村、星野村で30%を越し、工場もない村に税収が少ないのは致し方ない。過疎化は好んでなったのではない。我が国の高度成長と繁栄のために、青年たちを大都会に送り込んだ結果である。

日本の現在の繁栄は、子や孫たちと別れ別れになりながら、ふるさとを守ってきた、地方の
老人たちのお陰でもある。

未来の日本は緑の自然に守られる・・・先進国としての緑化対策。国際環境会議は、先進国に厳しい対策を求めている。

将来の国際社会で日本が果たさねばならないことは、山林、緑地面積の確保ではないだろうか。それを考えた場合、未来に向かって日本が繁栄し、人類が生存していくためにも、これから必要なのは大都市ではなく、地方の農山村漁村であろう。

これから都会で退職した人達が、ふるさとに帰って、村や町を守り、子供や孫たちが安心して働き、安心して住めるような国土を残して行くのが望ましい。

日本は少子化時代。ますます子供が少なくなって高齢者が増える。もう20年もすれば全員が高齢者になる。そのときまで我が国に、「老人は金のかかる人類」とする思想があったら、日本はパニックに陥るであろう。

その未来に備えるのは、年金や健康保険、介護保険制度の改正ばかりではあるまい。そのとき、真の受け皿になるのは、地方の農山村であると思う。

地方、地域の農山村を合併問題で崩壊させることなく、過密高齢化した都会の人達が、故郷志向できるように備えていかねばなるまい。

今回の市町村合併が地域と自然に配慮して、進められることを望むものである。

わがくには筑紫の国や 白日別
母います国 櫨多き国

歌  青木 繁


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